最近、商標登録サービスで悪徳業者にひっかかった方からの相談が多くなっています。
格安とか激安とか、非常に安い等の宣伝文句に釣られて申し込んだところ、法外な請求を受けた、というものです。
私も実際にこの様な悪徳業者と渡り合い、お客さまが誤って振り込んでしまったサラリーマンのボーナス分にも相当する数十万円を取り戻すことに成功したことがあります。
業者によっては、あなたからの難しい相談を聞くよりも他のお客さまの獲得に走った方が儲かるため、個々の対応が粗末になりがちです。
ちょうど立ち食いうどん屋さんみたいなイメージで、食べたらさっさと出ていってね、との対応を業者から受ける場合もあるわけです。
最初だけ丁寧に対応していて、仕事の依頼を受けたとたんに冷たくなる。
これが原因となって、こちらからの依頼を止めようと考えるようになる。
ところが依頼を止めようとすると法外な請求をしてくる。
このようなケースが後を絶ちません。
しかも下請けを使っている業者の場合には、電話をかけても「あなたの仕事内容を全く把握していないので」、応対がしどろもどろです。
後で嫌な想いをしないように、事前のチェックはきちんとしましょう。
・手数料無料と称しながら、手数料とは名称を変えた請求がないかどうか
・連絡手段を電子メールに限定している等、怪しい点はないか
・住所連絡先が実在するかどうか(架空事務所でないかどうか)
架空事務所かどうかは、その住所を訪問して面談可能かどうかを問い合わせれば簡単に判明します。
架空事務所の場合は面談を嫌がるか、断るはずです。
また何度か弁理士に電話して、その弁理士本人が電話を掛けた場所に実在するかどうかを確認します。
(弁理士によらないで特許庁に手続きするのは違法行為です。)
悪徳業者に欺された場合にはいつでもご連絡下さい。
この様な緊急の場合にはいつでもお話を伺います。
ファーイースト国際特許事務所
弁理士 平野 泰弘
03-6667-0247