社長、商標登録はお済みですか2

無料商標調査 定休日12/28-1/5

社長、商標登録はお済みですか2 Ⓡの逆襲

テレビ出演 平野泰弘弁理士

はじめまして。「社長、商標登録はお済ですか?II Ⓡの逆襲」(ダイヤモンド社)を書き下ろした、弁理士の平野泰弘です。

先の「社長、商標登録はお済ですか?1」(ダイヤモンド社)の読者の方、お待たせしました。

商標登録を取り巻く環境は現在急速に変化しつつあります。前著の発売から、はや6年の歳月が経ちました。この6年の間に大きく商標登録の制度の改変や商標に絡む問題の発生などがありました。

これらの変更や事件が起きるたびに、私は商標の専門家としてテレビや雑誌からコメントを求められ、できるだけ皆様に商標登録を平易な言葉で分かり易く解説してきました。

ただ、テレビ・新聞・雑誌には尺が決められていて、限られた時間内・論説スペースで全てを語り尽くすにも限界があります。

特に、テレビ・新聞・雑誌では語り尽くすことのできない、経営者がはめられやすい商標登録の落とし穴をを本にまとめて、皆さんにお伝えしようと、この本を書く決意をしました。今回は、特に35歳の社長が知っておくべき内容をまとめました。その内容は次の通りです。

序章 商標権とは何か、改めて考えよう
〜 商標権は何を守る権利なのか

この章では、目に見えないブランドを商標権で守る意味を考えます。商標権により他者によるネーミング、ロゴタイプ、シンボルマークの無断使用を防ぐことができるのはご存じの通りです。しかし、無断使用を防ぐだけでなく、経営の武器として商標権を活用することができるのです。その底流を貫く流れを説明します。

第1章 なぜ、商標登録が必要なのか
〜 ライバルが手にできない超過利益とは何か?

この章では、商標登録をする理由を説明します。事業者は誰でも24時間365日の時間の壁に行く手を阻まれています。この時間を使い果たした時点で、各自の年収は頭打ちになります。

ところが商標権をうまく事業に組み合わせることにより自身の年収の上限を撤廃することができます。どうすればそれが実現できるのか。若き経営者が知っておくべき考え方を、網羅的に説明します。

第2章 うっかり見逃しやすい商標登録の罠
〜 先輩社長がはめられた罠を事前に知るために

商標登録がその威力を発揮するのは現在ではなく、未来です。ところが現在では問題が表面に現れていないため、社長の誰もが今、目の前にある商標登録の意味に気が付かず、スルーしやすい状況になっています。

商標登録を知らないと何が起きるのか。またどんな罠が待ち受けているのか。事業を進めていく上で将来に障害となる問題点を徹底的に排除するために、はめられポイントをわかりやすく解説しました。

第3章 商標はどうやって選べばいいのか
〜 これで分かる。商標の選び方

商標の中には、選ぶべき商標と、選んではいけない商標があります。実際には多くの方が、選んではいけない商標を選ぼうとして、後で苦労しています。なぜ選んではいけない商標があるのか。あまり語られてこなかった、商標の選び方のポイントを公開しました。

第4章 商標登録制度の特徴を理解しよう
〜 多くの社長の疑問点を集中解説

商標登録の手続の際に、多くの社長から質問のある疑問点を集中的に説明しました。商標登録の際に指定しなければならない項目の注意点、商標登録の審査の流れ、早期審査、海外における権利保護など、ご自身で調べると時間のかかる重要項目について解説しました。

第5章 商標登録と各種制度の違い
〜 商標登録と他の知的財産法との関係は?

商標登録と特許とはどう違うのか。実用新案は? 意匠は? 分かっているようで分かりにくいそれぞれの制度との違いを説明しました。特にブランド防衛のかなめである不正競争防止法、著作権法についても分かり易く解説しました。

第6章 表面からは見えにくい商標権の弱点とその本質を知る
〜 商標権の防御シールドが破れるとき

商標権を取得した時点は終わりではなく、逆にスタート地点といっても言い過ぎではありません。商標権を取っても放置していると請求により商標登録が取り消される場合もあります。

またせっかく築き上げたブランドも一瞬で崩壊することもあります。権利維持の盲点や注意ポイントを解説しました。

第7章 話題になった商標登録事件の裏側
〜 PPAP先取りやパロディ商標は許されるのか?

ピコ太郎のPPAP商標先取り問題のその後の顛末や、実際にあったパロディ商標の法的取扱について解説しました。

またこんな場合でも法律違反になるのかと思えるケースについて、実際に問題が生じた事例を辿りながら解説しました。

第8章 知っておくべき商標権侵害の基準
〜 知らなかったでは済まない権利侵害とは?

事業を行う社長の直接関係する法律を挙げるとすれば、道交法、所得税法および商標法になります。なぜ直接関係するかというと、法律違反で逮捕される場合がもしあるとするなら、おそらく危険リストの先頭に出てくるこれら三つの法律の可能性があるからです。

ただどのような場合に商標権侵害になるかは分かりにくいのが実情です。本書ではどのような場合に商標権侵害になるのか、かみ砕いて徹底解説しました。

第9章 特許事務所に商標登録を依頼する手順とその方法
〜 業界の裏事情を特別公開

商標登録の際になぜ特許事務所を選ぶ必要があるのか、その選択基準をあますところなく説明しました。

特に関心の高い費用についても、すべて公開しました! 見逃しやすい費用の注意点についても分かり易く解説しました。これを知れば特許事務所の費用体系を把握できます。

終章 商標登録をあなたのビジネスに活かすために
〜 権利をビジネスに活かす考え方とは?

これまで商標権を使ってどのように実ビジネスに結びつけていくか、という内容を分かり易く解説した文献は少なかったと思います。

特に商標権をビジネスに活かす考え方について、誰でも実践できるレベルで分かり易く解説しました。この考え方を身に付ければ、ライバルよりも一歩も二歩も先に行くことができます。

以上、目次に沿って内容をご説明しました。

これからの時代は、企業規模の大小を問わず、商標という武器を使いこなせる企業が、生き残ります。必要な知識は全て網羅していますので、ぜひご一読ください。

ダイヤモンド社による広告で、日経新聞2018年4月26日版の朝刊一面に紹介頂きました

日経新聞に掲載されたダイヤモンド社「社長、商標登録はお済みですか?2 Rの逆襲」

ダイヤモンド社から、日本経済新聞の朝刊一面に広告を掲載頂きました。おかげさまで静かに売れ続けています。ありがとうございます。

社長、商標登録はお済みですか2 Ⓡの逆襲

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