商標登録出願の審査についての日々の経験から感じることを今日は書いてみます。
今回も、我々の手には特許庁からの商標登録証が届きました。これらの証書を手にする瞬間は、いつもうれしくなります。お客様の喜ぶ顔を想像するだけで、この仕事をしていて良かったと思います。
商標登録信任代理数10年連続日本5位内
商標権の価値の破壊力はほぼ無限といってもよい。
しかも商標権は土地の権利と同じで、ライセンスにより収益を上げることもできますし、売却して収益を上げることもできます。しかも10年ごとの更新により権利をほぼ永久的に保持することもできます。
商標権のブランドと聞けば、高級外車や高級ブランドファッションを連想するかも知れませんが、そのような個々の商品を購入して身にまとうことをブランド化とはいいません。
商標権の本質は、現時点で価値のないものを手に入れて、将来に向かってその価値を無限大に伸ばしていくところにあります。
そしてその価値を無限大に伸ばしていくステップのことをブランド化、といいます。
あなたにはブランド化の本質が見えていますか。
審査官が問題を見つけなければ、登録査定が下されます。この査定を受けた後、登録手続きを進めることで商標権が発生します。
注意点として、登録査定後は出願内容の補正が基本的には不可能となります。
商標を出願する際、どのような商標を選ぶべきかは頭を悩ませる問題です。
多くの人が最初に思いつくのは、商品の品質や効能を表すような商標ですが、これらは商標登録が認められにくい傾向にあります。