知らずに偽物を販売しても、商標権の侵害で逮捕されることがあります。
商標法違反による逮捕を避けるために
商標法違反がどのような状況で発生し、どういった場合に逮捕に至るのかを分かりやすく解説します。
エルメスバーキン商標権侵害で社長逮捕の事件をテレ朝スーパーJチャンネルで解説
(1)商標エンブレムを表示しなくても商標権侵害になる?
(1-1) 立体形状だけの立体商標が登録されている
商標権侵害というと、商標のタグやエンブレムを商品につけた場合に生じる場合が多いです。ところが商品のどこにも文字、記号、マーク等のタグやエンブレムを表示しなくても商標権侵害になる場合があります。
iPhone脱獄で逮捕。商標権侵害の理由解説
索引
- (1)iPhone脱獄とは?
- (2)登録商標が付いた商品の転売は商標権の権利侵害になるか?
- (3)なぜ脱獄iPhoneに消尽説が通用しないのか
- (4)購入して転売する際に商標権侵害になる場合
- (5)判断はケースバイケースで
(1)iPhone脱獄とは?
iPhone脱獄とは、iPhoneを不正改造することです
「脱獄スマホ」の不正販売により、商標権侵害違反で24歳の男性が千葉県警に逮捕されたニュースが報道されました(2016年10月3日、日本経済新聞)。