商標登録を行う際、商品カテゴリーを指定する必要がありますが、「アクセサリー」というカテゴリー自体が商標法の区分に存在しないことに注意が必要です。
アクセサリーの商標の分野でも権利取得漏れ疑惑のある登録例が多発
索引
初めに
連日、商標登録の際の権利範囲設定が狭い問題をスクープしています。まさか、ブルータス、おまえもか。今回調査したアクセサリー分野の商標権でも、本来なら1回の手続で1回分の費用で登録できる範囲について商標権を取得せず、細かく分割して商標登録している事例が急増しています。必要でない権利範囲までを取得する必要はありません。しかし2020年にあえて狭く権利範囲を限定した商標権が急増しています。なぜアクセサリー分野で商標権の範囲が狭くなっているのか、その謎を追います。