索引
初めに
2020年になって、権利取得漏れが疑われる商標権が大量発生しています。
注意喚起のために連日、具体的な権利取得漏れの実態をスクープしています。
今日は、商標権の権利漏れ事例の中でも、なぜこの様な商標権をお金を払って取得するのか理解し難い例を紹介します。
プラスチックのフタの商標権をお金を払って取得したのに、プラスチック製容器本体の商標権をうっかり権利範囲に含めるのを忘れてしまった事例です。追加しても追加費用はかからないのに、です。
商標登録信任代理数10年連続日本5位内
今週は食器関係の商標権の権利申請漏れ問題を特集しています。商標登録の願書を作成する際に、素人さんが願書を作成したらきっとここを落とすと予測できる指定商品の範囲があります。そこを集中的に調べるだけで、ぼろぼろ権利申請漏れがある商標権が見つかります。今日は、調理用具の商標権の指定の際に、無料で追加できる鍋とかやかん等をまとめて入れ忘れているのではないか、という事前予測を立てて、現実がどうなっているかと照合してみます。
前回は、調理用具の商標権に無料で追加できる食器の権利が抜け落ちている商標権が2020年に急増している事件をスクープしました。もし素人さんが権利申請したら落とすと予測できる範囲を調べるだけで、まさにその通りの商標権を発見することができます。ここまでやらかすなら、きっと食器の商標権の権利申請の際に、間違いなくなべとかやかんの権利申請を忘れていると予測できます。果たして結果はどうでしょうか。
索引 初めに (1)願書提出時に調理用具と食器を入れておけば追加費用がかからないのに、なぜ後で権利化すると倍額費用を抜かれてしまう食器を商標権に含めない? (2)商標登録の専門家は何をしているのか? (3)お客さまは商標 …