横取り

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なぜ特許庁は横取り商標の登録を認めるのか

なぜ特許庁は横取り商標の登録を認めるのか

他人の使っている商標を無断で特許庁に登録するトラブル事例がテレビなどで取り上げられています。日本でも最近ではシンガポールの商標「ティラミスヒーロー」等が、本家本元とは異なる企業により登録されるという事例が発生しています。特許庁がこのような横取り商標の登録を認めるのは何故なのか。外部からは分かりにくい事情を掘り下げて解説します。

民進党の商標が第三者に商標登録出願されている問題の解説

索引

  1. 民進党の文字商標が第三者によって出願された経緯
  2. 民進党は、「民進党」の表記を使えなくなるのでは
  3. 特許庁は商標の横取り出願をどのように扱うか
  4. 裁判所は商標の横取り出願をどのように扱うか

(1)民進党の文字商標が第三者によって出願された経緯

新たな政党「民進党」について、この党名を民進党より先に特許庁に商標登録出願した第三者がいます。この第三者のことを、今はA社としましょう(A社は世間を賑わして有名になりたい意図も持っているでしょう。そんな意図を流し去ってしまうために以降は匿名のA社にして、徹底的にスルーしましょう)。

事件の概要は次の通りです。

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