「おもてなし」の商標登録は許されるのか 2025年11月10日2025年11月10日 by 所長弁理士 平野 泰弘 索 引 1. 「おもてなし」は登録できるのか——”言葉そのもの”ではなく”指定商品・役務”との組合せ 2. 日常会話は侵害にならない——”商標の使用”は取引における使用 3. “流行語”の出願が難しい理由——識別力の壁と審査のものさし 4. “無断出願”とどう向き合うか——慌てず仕組みで見る 5. ビジネスにとっての”正攻法”——他人の流行語より自社のブランド 6. まとめ——「おもてなし」騒動から学べること(2025年版) 2013年12月3日当時、フジテレビ『とくダネ!』で、当時の流行語「おもてなし」「今でしょ」などの”無断の商標出願”が話題になった際、当時の番組で私もコメントさせていただく機会がありました。 Read more
や台ずしが磯丸すしを訴えた「店舗外観訴訟」。名古屋地 裁の判決が示した境界線 2025年11月7日 by 所長弁理士 平野 泰弘 索 引 1. や台ずしが磯丸すしを相手に訴訟 2. 店舗外観は法律でどのように保護されるか? 3. 名古屋地裁の判断が示す「保護の限界」 4. この判決がもたらす今後の教訓 5. 炎上ではなく信頼で勝負を 6. 色彩商標・トレードドレス保護の今後の方向性 7. 結論 — “似せるより、覚えられる”ブランドを作れ 1. や台ずしが磯丸すしを相手に訴訟 (1-1) 店舗の外観が似ているとして名古屋地裁に提訴 Read more
【商標の落とし穴】化粧品を指定しても「せっけん類」は守られない理由 2025年11月6日 by 所長弁理士 平野 泰弘 索 引 1. はじめに:せっけんを落とした商標権が増えている? 2. 「区分を取った=全部守られる」ではない 3. 同じ第3類でも、似ていない商品がたくさんある 4. 「化粧品」を指定しても、「せっけん類」は守られない理由 5. 出願後に気づいても、もう遅い 6. なぜこんな権利漏れが増えているのか 7. 防ぐためのポイントは「同一料金内での最大カバー」 8. まとめ:今のうちに「抜け」を点検しよう 化粧品の指定の際に、商標でせっけん類を落とさないように注意しよう Read more
流行語を個人が商標登録して独占できるのか? 2025年11月6日2025年11月5日 by 所長弁理士 平野 泰弘 索 引 1. 流行語の商標登録をめぐる問題の本質 2. 「じぇじぇじぇ」をめぐる商標登録の事例 3. 一般的な表現と商標登録の関係 4. 第三者による流行語の商標登録への対策 5. 有名な商標でも登録が必要な理由 6. 不当な商標登録への対抗手段 1. 流行語の商標登録をめぐる問題の本質 Read more
「京都芸術大学」名称・商標問題のアップデート情報 2025年11月4日2025年11月4日 by 所長弁理士 平野 泰弘 索 引 1. 「京都芸術大学」名称・商標問題のアップデート(2019年版の全面改稿) 2. 私立大学は「京都芸術大学」を名乗れるのか —— 結論:和解と登録で”名乗れる”状態が確定 3. 京都市立芸術大学側の対向措置は? —— 対抗出願→差止訴訟→和解→ブランド棲み分け 4. 登録後の実務影響 —— 何ができて、何ができないのか 5. まとめ —— 大学名は”公共語の集合”でもブランドになる 6. 最後に:名称刷新を検討する大学・学校法人への提言 1. 「京都芸術大学」名称・商標問題のアップデート(2019年版の全面改稿) Read more