索 引
「洋服は取った。——でも、ベルトは?」
出願書の”たった一行”が、ブランドの守備範囲を10年単位で狭めます。
商標登録信任代理数10年連続日本5位内
索 引
「洋服は取った。——でも、ベルトは?」
出願書の”たった一行”が、ブランドの守備範囲を10年単位で狭めます。
索 引
今週は、アパレル分野の商標権について権利取得漏れ問題を集中的にスクープしています。ここ1,2年で生じる商標権の権利範囲が異様に狭くなっていることから、もし素人さんが商標登録の手続きをしたなら、きっと権利漏れを起こすだろうと予測できる範囲を集中的に調べています。予想通り、ざくざく権利申請漏れ疑惑の商標権が見つかります。今回は洋服の商標権に靴の権利が含まれていない事件をスクープします。
2020年に発行された商標公報を解析すると、2020年になって、急に商標登録の際の権利申請漏れが疑われる案件が急増しています。
商標登録の際に権利を広げても追加料金が発生しない範囲と、権利を広げると追加料金が発生する範囲があります。ここの違いを勘違いして、商標登録の手続きを進めたために権利申請漏れを起こしているように外部からは見えます。
追加料金が発生する範囲で権利漏れを起こしても後から漏れた部分を補充しても追加料金はほぼ発生しませんが、追加料金が発生しない範囲で権利漏れをやらかすと、最初に支払った料金と同額の費用が別に追加で必要になります。どこで権利漏れを起こしやすいのか、徹底解説します。